2017年 長崎市
長崎市深堀町にある平成24年(2017)完成した地域の広場です。この広場があるエリアは、景観形成重点地区に指定されており、南山手や中華街などと同様に長崎市の景観計画上、特に重要なエリアとして位置付けられています。官学民連携のもと、3年間に渡るワークショップを繰り返し、広場の基本計画が策定されました。私は、ワークショップの最終回から計画内容の最終調整、工事完了までを長崎市職員の立場で関わらせていただきました。
広場概要
特徴的な石垣風の塀と漆喰仕上げ 広場の入口や周囲には、深堀地区の武家屋敷群に見られる伝統的な「練塀(ねりべい)」や石垣の意匠が取り入れられています。地域の歴史的背景と自然に調和するデザインです。また伝統的な街灯・植栽 和風の灯篭(とうろう)デザインを取り入れたソーラーライトや、ヤナギの木・桜などの植栽が配置され、しっとりと落ち着いた情緒を醸し出しています。
木彫の掲示用塀と詳細な解説 広場の木製フェンス沿いには、「長崎市景観形成重点地区 深堀」としての歴史を伝える大型案内パネルが設置されています。 ・江戸時代と現在の地図比較 ・「さるく」で巡る深堀の史跡群の紹介 ・城下町深堀の形成と現在 ・深堀のえびす様巡り(写真付きプレートの埋め込み) ・年中行事やまちづくり活動の記録
広場の壁面には地域に点在する「恵比須像(えびすさま)」の写真タイルが組み込まれており、まち歩き(さるく)のスタート地点・休憩拠点としての機能が工夫されています。