長崎市恐竜博物館

2021年 長崎市

長崎市の野母崎エリアに位置する「長崎市恐竜博物館(ベネックス恐竜博物館)」設計の中盤から工事完了まで長崎市職員として、監督員及び外観デザイン監修補佐を担いました。

建築概要

建築設計 重野・溝上特定設計業務共同企業体
(旧・株式会社重野設計事務所→新・株式会社REDIC)
施工 森美工務店・長崎大建 特定建設工事共同企業体
景観監修 高尾 忠志|地域計画家・市景観専門監
竣工 2021年3月
敷地面積 約4400㎡
延床面積 1階:2,401㎡ / 2階:193㎡ (合計2,594㎡)
構造 鉄筋コンクリート造

建築概要・デザインコンセプト

長崎市恐竜博物館は、日本国内でも有数の恐竜化石産出地である野母崎地区に建設された文化施設です。軍艦島(端島)を望む豊かな海岸線と自然丘陵に囲まれたロケーションに立地し、太古の歴史と現代の景観が融合する意匠が盛り込まれています。

外観デザインと構造的特徴

1. ダイナミックなRC(鉄筋コンクリート)フレーム

前面広場に面した高ボリューム部分には、力強いコンクリート柱と梁で表現された大きな柱列が配置されています。太古の地層や巨木、あるいは巨大な恐竜の骨格を思わせるスケール感と堅牢な佇まいを生み出しています。

2. 地層・太古を連想させる素材構成

基壇部や外壁の一部には、積み石風のテクスチャ(割肌石積み調のタイル・石材)が施されており、地層や岩盤をイメージさせます。打放しコンクリートの質実さと自然な風合いの石調仕上げが美しいコントラストを描いています。

3. 木目調ルーバーによる温もりと水平性の強調

エントランス周りや低層ボリュームの外壁には、水平方向へ伸びる木目調ルーバーが施されています。これにより、重厚なRC造に優しさと親しみやすさを与えるとともに、海へ広がる水平線との視覚的な調和を図っています。

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